重量鉄骨ラーメン構造を進化させた、βシステム構法は、地動加造度 400ガル(400ガル以上は震度7)で強度設計された構造。その構造計算において、高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計されています。
鉄骨の大敵、サビを防ぐために、主要構造部材には2重の防錆処理を実施。リン酸亜鉛処理で安定した皮膜下地をつくり、自動車塗装にも使われているカチオン電着塗装で樹脂系塗料をコーディングしています。
主要な鉄骨には構造用銅材(SS400)をH形に加工した重量鉄骨を、接合用プレートはより高強度なSM490を採用。さらに接合には超高層ビル建築にも使われるトルシア型ハイテンションボルトを使用しています。
一般的な賃貸住宅(鉄骨造)の遮音性能が「L-65」であるのに比べ、積水ハウスの【シャイド55】は10dBダウンの「L-55」を実現。これにより、上階からの“ドスン”という重量衝撃音や“コツコツ”という軽量衝撃音の聞こえ方は、約1/2になります。
※L値(床衝撃音レベル)とは?上階からの衝撃を下階で測定し、床の遮音性能を評価する数値。
子どもが飛び跳ねたりする“ドスン”という重量衝撃音の遮断性能を「LH」、食器、硬貨の落下音など軽量衝撃音の遮断性能を「LL」で示します。
入居者のプライバシーを保つために、住戸と住戸の間の界壁には、吸音材55mmとせっこうボードの2重張りで対応。遮音性を向上させ、気兼ねなく生活出来るように配慮しています。
キッチンやトイレ等の排水管は繊維補強モルタルを被覆した耐火二層管を採用。排水音を低減すると共に延焼防止の効果もあります。(耐火仕様の場合)